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強心薬

六神丸は「強心薬」に分類されますが、
漢方には強心作用という薬効はありません。
漢方としてみると六神丸は「五疳薬」とされています。

「五疳」とは漢方理論から考えられたもので、
いろいろな内因外因により
五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓) のバランスが乱れ、
精神的症状や肉体的症状を起し、
しかもこの2つの病状がお互いに作用しあうという
諸症状を総称したものです。

「五疳薬」は、漢の時代よりずっと後に創られた方剤で、
昔は解毒や止痛を目的として使われてきました。
我が国でも同じ主成分の含まれている
「蝦蟇の油(センソ)」は、刀傷の止血や
痛み止めの外用薬として用いられて来ました。
明治になって、センソに強心作用のあることが分かり、
現在のような効能で使われるようになりました。

強心薬とはどんなお薬なのでしょう。

心臓は体の中を循環してきた血液を一度肺に送って
炭酸ガスと酸素のガス交換を行い、
これを再び体循環に戻してやる
ポンプの役目を果たしている臓器です。
この働きが鈍くなると、体に色々な症状が現れます。
漢方では血が滞る「於血(オケツ)」の証であるといいます。
末梢の組織が必要とする充分な血液を供給できない状態で、
心臓のポンプ機能低下と診断されます。
その結果、からだが何となくだるくなり、
気力が無くなり、手足がむくみ気味で、
すぐ息切れがし、動悸が起こり、
はては不眠や食欲不振におちいります。
こんな症状になると、からだは盛んに心臓に信号を送ります。
心臓は症状を改善しようとして自らに負荷をかけ続けるので、
心臓に肥大が起ります。
心不全になると、心拍出量の増加を維持しようとして
代償機能が働きます。
交感神経は緊張状態が続き、
その結果循環血流量は増大しますが、
心拡大、心筋肥大を発症します。
「センソ」のような強心薬は、
心臓の肥大を起こすことなく収縮性を増し、
心拍出量を一時的に増加させる結果、
循環障害が改善され、
症状が好ましい方向に改善されて行きます。
また五疳薬を飲み続けていると、
循環機能が向上し、酸素の摂取量も増大し、
あたかも毎日適当な運動をして体を鍛えた時のような
心臓になると言えます。
六神丸はセンソ以外に効果を増強させる
牛黄、麝香と真珠、消化機能を向上させる熊胆、
それに強壮成分の人参などが
科学的根拠に基づいて配合されている五疳薬です

西洋医学の強心薬は、
心臓疾患のある人に処方されるお薬で
健康な人に使えば血圧が上がってしまって
大変なことになるお薬ですが、
漢方の強心薬たとえば六神丸は
上でも書きましたとおり
長年続けられても大丈夫ですし、
体の調子がよくなる薬です。

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